異なる都市で、見覚えのある街並みを見つける。
心は透明
心の向こうに海が見える
暗くもなく、眩しくもない
言葉よ!隔てないでくれ
私と海を
——〈旅4 alicante〉 谷川俊太郎
最近、私の周りの日本人の友人が韓国の話をする時、その目つきが変わるのを感じます。ある人はアイドルに夢中になり、ある人は韓国料理の虜になり、またある人は韓国のバンドを聴き始めました。世界的なK-POPブームは今さら説明するまでもないですが、日本文化誌『さんま』にとっては、これは紛れもない大きな転換点です。「なぜ韓国を紹介するのか?」それは単なる流行を追うのではなく、台湾、日本、韓国間に存在する微妙な「流れ」を深く見つめた結果なのです。
2018年、私は東京で在日作家の張維中さんを取材しました。テーマは日本でしたが、録音を終えると、話は韓国に移りました。「韓国ドラマ、ご覧になりましたか?」私は苦笑しながら、日本のドラマしか見ないと答えました。「文化の観察者として、見るべきですよ。皆が夢中になっているからではなく、文化のトレンドを理解するために。一体どのような内容が、共感を呼ぶ脚本に織り込まれているのかを知るべきです。」この言葉は、私の韓国に対する固定観念を打ち破り、「なるほど、日本の視点から韓国をこのように捉えることができるのか」と目から鱗が落ちました。以来、日韓をつなぐテーマが心に秘められ、6年の歳月を経て、ついに福岡から釜山へと歩みを進めることになります。『さんま』にとって、これは「港町の日本」に続く、アジアの他都市への新たな探求です。
コロナ禍を経て、旅行のスタイルは変化し、「一人旅」はもはや「自己成長」や「壮大な冒険」を強調するものではなくなりました。旅は純粋な休息であり、独りきりの時間であり、自分自身と深く対話する機会となり得ます。現地で無理に友人を作る必要はなく、期待に応えようと自分を追い込むこともありません。もしお店が閉まっていたら、隣の店を覗いてみればいい。これは、日韓間を8時間かけて船旅し、すべてをゆっくりと楽しむ、そんな「独り」を満たす旅です。特別な収穫がなくても後悔しない、「本当の旅」を満喫する時間となるでしょう。
今回の特集号では、編集部が実際に両地を訪れただけでなく、「独り旅」をテーマに、台湾と日本の作家陣に日本の視点から「ソロ活」や「ソロ飯」、そして日本人が熱心に韓国を旅する現状について観察を依頼しました。今号のインタビューで『PERFECT DAYS』の脚本家である高崎卓馬氏が語ったように、ソーシャルメディア時代において、各国の個性は似通ってきています。類似性が高まる世界は再編され、人々は自己の独創性を探求し始めるでしょう。日本、台湾、韓国は「アジアの小隊」となりつつあり、共通点と相違点のある文化体験を共有しています。
これこそが、脚本に書かれ、言葉を超えて響き合う、共感に満ちた旅なのかもしれません。
商品説明
商品情報
- 素材
- 紙
- 制作方法
- 工場生産
- 製造地
- 台湾
- 在庫
- 残り9点
- 人気度
-
- チェックされた回数 3,349回
- 合計販売点数:11点
- 15 人がお気に入り登録
- 販売種別
- オリジナル商品
- おすすめポイント
- 季刊『さんま』は、台湾初の日本語で書かれた日本文化誌で、生活、芸術、デザイン、歴史、科学といった多岐にわたるテーマを網羅しています。各号で一つのテーマに焦点を当て、浅い視点から深い洞察まで、台湾と日本のライターへの取材と寄稿を通じて、多角的な見解を集めます。日本旅行を計画している方や、日本の芸術を愛するビジネスパーソンなど、幅広い読者の知的好奇心を満たします。
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