字字有源 / 何大齊 著

**本質をたどり、図で意味を解く** **なぜ、この字はこのような形をしているのか？** 一つの字を解釈することは、一つの文化史を編むことである。 **—陳寅恪** **「字形と字義には密接な関係があるのに、** **国語の識字の授業では、** **先生は字の読み方、字形、字義だけを教え、** **字形と字義の関係については触れない。」** 本書は、あらゆる年齢層に向けた漢字の一般教養書です。厳選された300の基礎漢字に、著者が書いた書と描いた挿絵を添え、筆の運びと生き生きとした図像の間で、漢字の生命の源をたたどる旅が始まります。 各ページは小さな文字の考古学であり、甲骨文、金文、篆書から今日の形に至るまで、著者は字形から字源と字義を解析し、漢字の進化の軌跡を提示します。読者は漢字を認識し、あるいは再認識することで、その奥に秘められた中国人の独特な生活の知恵と思想感情を理解できるよう導かれます。 書名：字字有源：基礎漢字300個 著者：何大齊 ISBN：978-988-237-346-4 装丁：ハードカバー 言語：繁体字中国語 ページ数：356 サイズ：229 x 152 mm **著者紹介** **何大齊（か だいせい）** 1940年北京生まれ。1964年北京師範学院中国文学科卒業。北京市特別教師。絵画、書道、民俗学、文字学などの分野で功績を残し、第4回胡楚南優秀教育成果賞、第5回中華優秀伝統文化教育卓越貢献人物賞を受賞。近年の出版物に『万有漢字』、『書法上手：技法から芸術へ』、『燕京往事』、『北京の春節』、『私たちの暮らし：古き北京の四季の風情』、『四合院の子供たち』などがある。