六福書道 - 少林寺仏教書画家 釈延新大師直筆

『三代福』 三代福は三世代同居を意味し、子孫には子孫の福がある！ご覧ください、文字の中には祖父の「爷」という字と、父親の「父」という字があります。では、「おじいちゃん」や「お父さん」と呼ぶのは誰でしょうか？言うまでもなく、それは祖父の孫であり、父親の息子ではないでしょうか。 『母親福』 母親福は、母親が苦労して子供を育てた思いを意味し、母の偉大な愛情を表しています。 母親は広大な田畑に立ち、一年中勤勉に働き、苦労を厭わず、子供たちを育てます。収穫の季節、膝元にいる子供たちを見て、顔には美しさが、心には喜びが満ち溢れます。母親は幸せではないでしょうか？ 『多福』すなわち『托福』 多福は、多ければ多いほど良い、多くの福と富、幸福が多ければ多いほど良いことを意味します。托福は、貴人の福を借りることを意味し、人生における貴人とは恩人であり、あなたの福そのものです。 『幸福福』 幸福とは、家族が楽しく、幸せで安らかなことです。幸福福は、人々が心穏やかな環境で暮らし、足るを知り常に楽しみ、願いが叶い、家庭が調和し円満で幸せであることを意味します。 『平安福』 平安福は、心が穏やかで、平安で安定していることを意味します。平安福とは、無事で安らかであること、つまり体が健康で全てが順調であることが福であり、家族の幸福と安寧、外出時の安全、災いを転じて福となし、平安で幸せであることを象徴しています。 『葫芦福』 葫芦福は、財を招き邪気を避け、富と吉祥を意味します。ひょうたん（葫芦）は「福禄」と音が似ており、福と禄が両方揃い、健康長寿、家庭円満、金運と福運を兼ね備えることを象徴しています。これは、私たちが望むすべての素晴らしい生活への憧れを表し、一生の福が円満に満ちることを担っています。