hers- AIR 邱佩珊フルート演奏アルバム 女性作曲家シリーズ

🏅第36回伝芸金曲賞【音楽部門―最優秀アートミュージックアルバム賞】ノミネート /// AIR - 彼女の気韻、彼女の空、彼女の旋律 「気」は見えないもの。感じられないようでいて、確かに存在しています。フルートはリードや弓弦に頼らず、外力によって叩かれることもなく、純粋に「気」によって独自の音色を生み出し、その中に豊かで素晴らしい表情を宿しています。少女から妻へ、妊婦から母親へと、それは心身のプロセスであると同時に、音楽的な発酵と変貌でもあります。アルバムの選曲は、女性のしなやかさ、強さ、内向性、情熱…といった無限の可能性を内包しています。心の内側にある真実のように、彼女たちは異なる時空の中で、感情と温もりに満ちた旋律で、常に存在し、自由な空を羽ばたく力を伝えています。 深い解釈を通して、今、最もリアルな自分を記録するだけでなく、これらの女性作曲家たちの力強く、心癒される楽想を伝えています。 /// 収録曲： 1-4. 上林裕子:フルートソナタ Yuko Uebayashi: Flute Sonata 5. エイミー・ビーチ:ロマンス、作品23 Amy Beach: Romance, Op. 23 6. 陳玫君:《小闕幸》I. 興の赴くままのモノローグ Mei-Chun Chen: Fondue petite I. parlando rubato 7. 陳玫君:《小闕幸》II. リズミカルに正確に Mei-Chun Chen: Fondue petite II. with rhythmic precision 8. セシル・シャミナード:星のセレナーデ、作品142 Cécile Chaminade: Sérénade aux étoiles, Op. 142 9-12. メラニー・ボニス:フルートとピアノのためのソナタ Mélanie Bonis: Sonate pour flûte et piano /// 演奏者： フルート｜邱佩珊 台中出身。フルート演奏、音楽教育、そして僻地への音楽普及に尽力し、音楽を台湾のあらゆる場所に届けたいと願っています。アメリカ、ブラジル、日本、韓国、香港、中国、シンガポールなどで演奏活動を展開しています。 2012年には「Alexander & Buono International Flute Competition」で第1位を獲得し、ニューヨークのカーネギーホールでソロリサイタルを開催。2015年にはレキシントン・フィルハーモニー管弦楽団と共演し、ヘラルド・リーダー紙（Lexington Herald-Leader）から個人インタビューを受けました。 オーケストラでの経験も豊富で、2013年から2016年までアメリカのレキシントン・フィルハーモニー管弦楽団（Lexington Philharmonic）のフルート首席奏者を務め、たびたび楽評家から絶賛されました。2017年には広州交響楽団60周年記念コンサートにフルート首席奏者として招かれ、ペンデレツキの《交響曲第6番》の世界初演に参加し、北京国際音楽祭にも出演。2018年から2019年までは深圳交響楽団の客演フルート首席奏者を、2021年には国家交響楽団の客演フルート首席奏者を務めました。世界華人オーケストラに複数回参加し、Taiwan Connectionではピッコロ奏者を担当しています。 室内楽奏者としても活躍しており、ブラジルのリオデジャネイロ・ハープフェスティバルに招かれたほか、フォルモサ・トリオ（Formosa Trio）としてアメリカとアジアを巡演、第13回ワールド・ハープ・コングレス（香港）、2023年アメリカン・ハープ・ソサエティ・カンファレンス（ロサンゼルス）に招かれました。このグループは多くの楽曲を編曲し、アルバム《First Impression》をリリースしています。近年はシンガポール交響楽団のフルート首席奏者であるジンタとAureus Duoを結成し、台湾の両庁院、シンガポールのヴィクトリア・コンサートホール、青島国際フルート芸術祭で演奏しています。Trio 2:1（二比一三重奏）とは定期的に年間コンサートを開催し、アルバム《十年》と万年暦アルバム《花聲》を録音しています。 現在は東海大学音楽学部専任准教授であり、国立台北芸術大学、高雄師範大学音楽学部の兼任准教授も務めています。毎年、多くの木管楽器関連イベントやマスタークラスを企画し、2020年には東海大学教育優秀賞を受賞しました。 ピアノ｜黃柔菁 彰化県鹿港出身。国立台北芸術大学音楽学部大学院卒業。ピアノを専攻し、これまでに莊麗萍、黃暖玉、洪雅蓉、王美齡の各氏に師事。現在、台中市立双十国民中学校音楽クラス、光復国民小学校音楽クラス、彰化市民生国民小学校音楽クラス、台中市私立恵明盲学校で教鞭をとっています。 アメリカのクリーブランド音楽院ヴァイオリン教授・趙珍珠、ニューメキシコ・フィルハーモニー管弦楽団フルート副首席奏者・許智賢、ボルチモア交響楽団クラリネット首席奏者・翟耀光、シンガポール交響楽団フルート首席奏者・ジンタ…など、多くの演奏家のリサイタルでピアノ伴奏を務めています。また、Aureus Duo（ジンタ、邱佩珊フルートデュオ）と複数回共演。2018年青島国際フルート芸術祭、2019年貴陽国際音楽祭、シンガポール「Autumn Flute Fair」音楽祭では、ジンタのソロコンサートのピアノ伴奏を務めました。2020年からは音楽創作にも挑戦し、YouTubeチャンネル《柔式琴歌》を開設し、多くのオリジナル音楽作品を発表しています。