親子読書 II セット

※セットの特長 親子読書 II セット 時代を超えて受け継がれる、不朽の傑作。 地球の中心から地上へ帰り、世界を巡る驚きと冒険。 生き生きと描かれる自然の風景、四季が移ろう柳の並木道と川辺。 絵本の世界で育む豊かな心、親子で分かち合う甘い時間。 【名作文学】シリーズ ◆ SF小説の父による二つの古典的冒険小説――『地底探検』と『八十日間世界一周』 ◆ 『地底探検』は度々映画化され、最も古いものは1959年公開の『地底探検』。 ◆ 『八十日間世界一周』は度々アニメや映画化され、最も古いものは1980年の日本のアニメ。 ◆ 大自然の視点から『森林新聞』を紹介し、擬人化された動物たちの『たのしい川べ』へ。知識と冒険物語が並行して進みます。 ◆ 二大文学の巨匠が、森へ、自然観察へ、動物たちとの世界探検へと誘います！ ◆ 巻末には物語学習シートを収録。物語の内容を振り返り、深く考えることで、登場人物の心の世界に触れることができます。 【ララとベベの不思議な世界】シリーズ 感謝、満足、自信、忍耐といった核となる品格教育を理念とし、「読む」ことを基礎に、さらに「楽しく読む」ことを重視しています。厳選された古典童話を、元の物語の構成を保ちながら、小さな兄妹ララとベベが時空を超えて物語に入り込み、登場人物たちと一緒に冒険し、悟った教訓を現実の生活に活かすという設定で描かれています。さあ、可愛くて活発な兄妹と一緒に、子どもたちを色鮮やかな異世界へと誘いましょう！ ※内容紹介 ジュール・ヴェルヌ：地底探検＆八十日間世界一周 『地底探検』 ドイツの地質学教授リーデンブロックは、偶然ルーン文字の暗号が記された古書を手に入れました。甥のアクセルがその内容を解読すると、地球を揺るがす大発見が明らかに――地球の中心に行った者がおり、そして無事に戻ってきたというのです！ 地球の中心には一体何があるのでしょうか？ 強い好奇心と探求心に駆られ、叔父甥は手がかりが示すアイスランドへと向かい、賢く勇敢なガイド、ハンスと出会います。アイスランドの険しい山々、火口内の複雑な地下道、水不足による死の淵、三人離ればなれになる恐怖、地底の広大な海、激しく戦う海の怪物たち……この旅はどれほどの驚きと刺激をもたらすのでしょうか？ 彼らは無事に地底に到達できるのでしょうか？ 旅の途中でどれほどの困難に直面するのでしょうか？ そして三人はどうやって地上へ無事に帰還するのでしょうか？ 『八十日間世界一周』 英国紳士フォッグ氏は、常に規則正しく、時間をまるで時計のように正確に管理する人物でした。しかし、この度フォッグ氏はクラブで全財産を賭けて、「80日間で世界一周できるか」という賭けをします！ 飛行機のない19世紀、フォッグ氏は自らの時間管理能力を最大限に活かし、旅程を完璧に計画。列車、蒸気船、水先案内船、さらには象まで！ あらゆる交通機関が次々と登場します。旅は順風満帆とはいかず、海上での嵐、殉葬の儀式に果敢に挑み婦人を救出、インド僧侶による法廷での訴え、アメリカインディアンによる列車強盗、使用人パスパルトゥーの謎の失踪……フォッグ氏は最終的に危機を乗り越え、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、アメリカの四大陸を横断できるのでしょうか？ それとも80日の期限を超え、全財産を失い、無念の敗北を喫するのでしょうか？ フォレスト・ナラティブズ：森林新聞＆たのしい川べ 『森林新聞』 私たちが気づかないこと、彼がすべて書き留めてくれました。ロシアの作家ヴィタリー・ビアンキは、その繊細な観察力と温かい筆致で、森の春、夏、秋、冬の移り変わりを紙の上に生き生きと描き出し、私たちに興味深い自然の生態を提示します。横暴で狡猾なカッコウはどのようにして養父母の愛情を独占するのか？ 空の大象とはどんな自然現象なのか？ 兎のお母さんはなぜいつも他所の子供たちに餌をやっているのか？ さらに豊かで興味深い自然の知識が、ここであなたに発見されるのを待っています！ 『たのしい川べ』 自然の呼び声に誘われたモグラは、初めて家を離れて旅に出ます。そこで心優しい友人の川ネズミ、穏やかな兄貴分のアナグマ、そして情熱的なヒキガエルに出会います。モグラは友人たちと四季が移ろう柳の川辺で過ごし、薄暗く恐ろしい野っ原の森を探検したり、スリリングな脱獄劇を繰り広げたり、神秘的で優しいパンの神に出会ったり……毎日が新しい発見の連続です。明日には、またどんな素晴らしい冒険が彼らを待っているのでしょうか？ ララとベベの不思議な世界：誰がロバに乗るべき？ 木さん親子はロバを引いて町へ向かいました。道中、たくさんの人に出会い、ある人はロバがいるのに乗らないのは愚かだと言い、またある人はお父さんがロバに乗るべきだと言い、さらに別の人はお父さんはロバに乗るべきではないと言い、動物虐待だと言う人まで……。結局、誰がロバに乗るべきなのでしょうか？ ララとベベの不思議な世界：きこりの願い 貧しい木こりが木の精霊を助け、三つの願いを叶えてもらうことになりました。これで金持ちになれる！ どんな願い事をしよう？ たくさんのお金、大きな家、それとも食べきれないおやつ？ でも、木こりは願い事のことを奥さんにあまり話したくないようで、ララとベベにも秘密にしてほしいと頼みます。しかし、彼は秘密にすることよりも大切なことを一つ忘れていたのです……。 ララとベベの不思議な世界：ウサギとカメ なんと！ ウサギがカメと競争するって？ しかもララとベベが審判に呼ばれたわ！ ウサギはあんなに速いんだから、カメは負けちゃうんじゃないの？ ララとベベはカメが心配でたまらないわ！ ところが、結果は意外なものに！ 一体どういうことなの？ ララとベベの不思議な世界：ライオンとネズミ 大変！ 小さなネズミが大きなライオンに捕まっちゃった！ ネズミはライオンに食べないでほしいと懇願し、ライオンはネズミを放してあげました。ネズミは感謝して言いました、「必ず恩返しします！」でもララとベベもライオンも、こんな小さなネズミにライオンに恩返しするほどの力があるはずがないと思ったのです。果たして、この小さなネズミはライオンへの感謝をどう表現するのでしょうか？ ※著者紹介 ジュール・ヴェルヌ（Jules Gabriel Verne、1828～1905） ジュール・ヴェルヌはフランスの小説家、博物学者であり、科学普及作家でもあります。生涯に60以上のSF小説を執筆し、「SF小説の父」と称されています。フランスでは、彼の生誕100周年を記念して2005年が「ヴェルヌ年」と定められました。ヴェルヌは研究に熱心で、科学の真理を追求することに尽力し、旅行を好み、ロマンチックな想像力に満ちていました。流暢な筆致、ユーモラスな物語、そして緊張感あふれるスリリングな冒険を描くことに長けています。作品が最も多く翻訳されたフランス語作家であり、代表作には『地底探検』、『海底二万里』、『八十日間世界一周』などがあります。 ヴィタリー・ビアンキ（Vitaly Bianki、1894～1959） ビアンキのように自然を深く愛する人でなければ、これほどまでに生き生きとした自然文学作品を読者に届けることはできません。彼の父は生物学者であり、その影響を受けてビアンキは幼い頃から大自然を愛し、動物の知識と自然の神秘に深い興味を抱きました。大学では自然科学系の鳥類学を専門とする傍ら、動植物を描く芸術研究にも従事しました。自然に対する強い探求心を持つ彼は、科学調査や旅行の際に、森林官や猟師と交流し、彼らの自然生態に関する経験や洞察を吸収しました。また、四季の変化に伴う生態環境の違いにも注意を払い観察しました。長年の研究によって多くの素材を収集し、その後の文学創作の強固な基盤を築き、あたかもその場にいるかのような自然描写を生み出しました。ビアンキはそのため「森の発見者」や「森の言葉の翻訳者」と呼ばれています。 ビアンキは30年以上にわたり創作活動を行い、数多くの科学普及作品、童話、短編小説を執筆しました。代表作には『森林新聞』、『少年コロンブス』、『雪に書かれた本』があり、中でも『森林新聞』が最も有名です。『森林新聞』は、ニュース報道というユニークな視点から、日常で見過ごされがちな事柄を描き、独創的な詩情と自然科学を取り入れ、森と自然の神秘のベールを読者に開示しました。その通常の児童書とは異なる内容は、「大自然の百科事典」という美称を得て、子供から大人まで広く愛されています。 ケネス・グレアム（Kenneth Grahame、1859～1932） グレアムはイギリスの児童文学作家で、銀行に勤務しながら、日中は職務に忠実で、夜は自宅で筆を執っていました。彼の文章は繊細で温かく、かつて雑誌に短編作品を掲載し、その後『異教徒の記録』、『黄金時代』、『夢の日々』としてまとめられ出版されました。そして彼の最も有名な代表作は、擬人化された動物を主人公とする『たのしい川べ』です。この作品はもともとグレアムが子供のために構想した寝物語で、夢のように幻想的な温かい自然の風景と、個性豊かな4匹の動物の主人公たち――恥ずかしがり屋のモグラ、優しい川ネズミ、わがままなヒキガエル、そして落ち着いたアナグマが含まれています。童心と詩情を兼ね備えた世界観は、父親の子供への愛情から生まれただけでなく、幼い頃から祖母と風光明媚なテムズ川郊外で暮らし、自然の美しい景色の中を駆け回り、様々な小動物たちと触れ合った子供時代の経験とも関連しています。 目川文化編集チーム 言葉を噛みしめ、本から無限の楽しみを見つけ出すプロの編集者集団。未来の読者が素晴らしい書物の世界を自由に楽しめるよう、全力で良い本を作ることを人生の目標としています。