クラフト蒼 尾を振る小鳥

細かく仕上げた木肌が森の木立を想わせ、その陰から顔を覗かせる小鳥たちが何とも愛らしい一品です。モデルは作者のいちばんのお気に入りである“シマエナガ”という種類で、体長15cmというとても小さな鳥です。ころんとしたお饅頭のようなまん丸の体が、私たちに笑顔を運んでくれます。そのほかにもアカゲラ、コガラ、シジュウカラ、ホオジロ、モズなどの野鳥たちが遊びにくるという大自然に恵まれた、北海道・旭岳山麓の工房「クラフト蒼」は、オーナー自らが屋根張りや電気工事まで手掛けたという、こだわりがたくさん詰まっています。 自然にあるものをモチーフとした木のクラフトをはじめ、モノクロ写真の作品も発表し、これまでに銀座や台北などで個展を開いているという本格派です。写真で培ったセンスや構図はクラフトにも生かされていて、かわいらしいデザインですが、良い素材と丁寧な仕上がりのため、大人のインテリアにもしっくりと馴染みます。