シュミットと楊文信 万彩双琴

オルガンとチェロが織りなす究極の演奏、豪華な2枚組CDの聴覚の饗宴 ☆世界的に名高いオルガニストとチェリスト——クリスチャン・シュミットと楊文信 |バロックから現代へ、ドイツから台湾へ| これは衛武営（ウェイウーイン）国立芸術文化センターのコンサートホールで録音された、オルガン独奏とチェロとのデュオ・アルバムとしては初の作品です。長年にわたり共演を重ねてきたオルガニストのクリスチャン・シュミットとチェリストの楊文信（ヤン・ウェンシン）が共に録音しました。シュミットはバッハの音楽を主軸に、衛武営の2台のオルガンの異なる特性を巧みに操り、バロック、ロマン派、そして近代といった多様な曲調を通じて、独奏とデュオの両方でアジア最大のオルガンの万華鏡のような魅力を描き出しています。 国際的に名高いチェリストの楊文信が、卓越した技巧と独特の魅力を持つドイツ人オルガニスト、クリスチャン・シュミットと手を組み、バロックから現代、ドイツから台湾まで、多岐にわたる楽曲を披露し、オルガンの絢爛で変化に富んだ色彩を表現します。アルバムには、音楽の巨匠バッハによる名高い「ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ニ長調 BWV 1028」「パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582」、リストによるカンタータ「泣き、嘆き、憂い、おののき」のバス主題による変奏曲、ヘラーのチェロとオルガンのための賛歌即興曲「いと美しきは主イエス」など、珠玉の楽曲が収められています。 さらに、鄧雨賢（デン・ユーシエン）の楽曲「望春風」に基づく2つの特別な作品も収録されています。1つは台湾の作曲家、劉聖賢（リウ・シェンシエン）による編曲、もう1つはドイツの作曲家、シュナイダーによるバージョンです。同じ曲調でありながら異なる情緒を湛え、オルガンとチェロが共に、台湾の人々の歌を奏でます。万華鏡のように色彩豊かな二つの楽器が織りなす究極の演奏を、どうぞお見逃しなく！ CD1｜楊文信とシュミット、チェロとオルガンの究極の演奏 1. J. S. BACH: Sonata in D Major for Viola da Gamba and Harpsichord, BWV 1028 バッハ：ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ ニ長調 BWV 1028 2. K. HÖLLER: Improvisations on the Spiritual Folk Song Most Beautiful Lord Jesus for Cello and Organ, Op. 55 ヘラー：チェロとオルガンのための賛歌即興曲「いと美しきは主イエス」作品55 3. P. HINDEMITH: Funeral Music for Cello and Organ (Arranged by Wen-Sinn YANG & Christian SCHMITT) ヒンデミット：チェロとオルガンのための葬送音楽（楊文信とクリスチャン・シュミット編曲） 4. DENG Yu-hsien: Bang Chhun Hong (Longing for the Spring Breeze) for Cello and Organ (Arranged by LIU Shen-hsien) 鄧雨賢：「望春風」 チェロとオルガンのために（劉聖賢編曲） 5. Enjott SCHNEIDER: Longing for the Spring Breeze, Romance on a Taiwanese Folksong for Violoncello and Organ シュナイダー：台湾民謡「望春風」によるロマンス チェロとオルガンのために CD2｜シュミットがバロックから現代までを横断するオルガン独奏 1. J. S. BACH: Passacaglia and Fugue in c minor, BWV 582 バッハ：パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV 582 2. F. LISZT: Variations on a Basso Continuo from the Cantata Weinen, Klagen, Sorgen, Zagen リスト：カンタータ「泣き、嘆き、憂い、おののき」のバス主題による変奏曲