香港マイクロミュージック | 楽譜集 | オープンライセンス | 工尺譜、鑼鼓経

【本楽譜集の特色】 - 戯曲上演のために創作された百を超えるマイクロミュージック作品 - オープンライセンスでパブリックドメインに貢献 - 伝統的な鑼鼓経（銅鑼や太鼓の譜面）記譜 - 工尺譜（中国の伝統的な記譜法）と五線譜の対照 - 調式、板式、雰囲気、行当（役柄）などによる分類 - *実践的な演奏アドバイス - 戯曲音楽の演奏習慣と読譜法を紹介 【紹介】 戯曲には、鑼鼓点、曲牌、前奏、または間奏として用いられる様々な短い楽句が存在します。これらの楽句の多くは非常に短いものであり、それが「香港マイクロミュージック」という名前の由来となりました。 香港マイクロミュージックは、戯曲上演のために創作された一群の音楽作品です。これらの作品は2021年にオンラインで初めて公開され、その際すでに著作権が開放され、パブリックドメインに献呈されました。これにより、皆様がこれらの作品を既存の戯曲音楽と同じように、実際の舞台で自由に利用できるようになることを目指しました。 この度の再編集、印刷出版では、合計147曲の作品が収録されています。鑼鼓点の作品は伝統的な鑼鼓経で記譜され、広東語の発音に基づくピンインバージョンも併記されています。旋律作品は五線譜と工尺譜で記譜されています。さらに、戯曲音楽の特色、鑼鼓経、工尺譜に関する紹介も加え、より使いやすく、各分野の音楽家の皆様が戯曲音楽に興味を持つきっかけとなることを願っています。 【内容一覧】 1. *概念 2. パブリックドメイン貢献声明、著作権ガイドライン 3. *楽譜備忘録 (1): 曲目の種類 4. *楽譜備忘録 (2): 拍子記号、板式と速度 5. *楽譜備忘録 (3): 鑼鼓経、工尺譜 6. 図表1-1: 拍子記号 7. 図表1-2: その他の記号 8. 図表2-1: 京鑼鼓の組み合わせに用いる譜字 9. 図表2-2: 高辺鑼 / 文鑼の組み合わせに用いる譜字 10. 図表2-3: 掌板 (板、鼓類) に用いる譜字 11. 図表3-1: 工尺譜の譜字 12. 図表3-2: 工尺譜のその他の記号 13. 楽譜索引 14. 楽譜: 作品番号1001-1070、2001-2049、3001-3028 注1: アスタリスク(*)が付いているものは、この印刷版限定の内容です。 注2: 模範演奏の録音は「香港マイクロミュージック」ウェブサイトでお聴きいただけます。 【創作および制作チーム】 マイクロミュージック創作: 陳志江、郭啓煇、林葉、丁宗偉、黄俊諱 音楽総監: 陳志江 プロデューサー、編集: 李勁持 製譜 (工尺譜、鑼鼓経): 陳志江、李勁持 楽譜監修 (五線譜): 黄俊諱 デザイン: TGIF 【フォーマット】 紙箱入り; 111ページ (バラ); 内ページはA5サイズ 【出版年月日および場所】 2025年3月、香港。 【謝辞】本プロジェクトは香港芸術発展局の助成を受けています。