台湾杉の小屋型収納オブジェ

2020年 国産材木工生活祭 出展作品 2021年 小木器ポップアップストア オンライン展示作品 台湾杉の小屋型収納オブジェは「where we belong」「帰る場所」をコンセプトに、使った後に戻すものに「家」を作りました。たとえばペンにとっての「where pens belong」のように。 本シリーズは、いくつかの抽象的な家の形を提示し、フィンガージョイント構造と組み合わせることで、レンガ造りの家がレンガを積み重ねる際の交互の重なりを表現しようとしたり、あるいは突出したホゾを残して高低差のある美しさを表現したりしています。主な技法は3mmフィンガージョイントの応用と変化です。丸鋸盤と治具を使い、3mm間隔のフィンガージョイントを一つ一つ正確に切り出しています。 「帰る場所」があること、それが「家」であり、「元の場所に戻る」こと。大切なものは、ふさわしい場所に大切にしまっておくべきです。それはまるで、心からの初心を大切に育むように。「Where We Belong」は、作者が木工に感動した当初の初心を、一歩一歩の制作過程を繰り返すことで見つけ出した作品です。作品に込められた思いは、これからここに置かれるもの全てへの祝福です。